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第6回:DXが描く、現場の明るい未来

2025年09月17日

人手不足をチャンスに!DX化の先に広がる、より魅力的で持続可能な建築現場の姿。未来の現場の働き方とは。

第6回:DX化が描く、建築現場の明るい未来~人手不足をチャンスに変える~

施工管理の「今」と「未来」を考えるコラム 第六回

さて、連載の最終回となる今回は、これまで見てきた施工管理の課題やシステム導入の壁を乗り越えた先に広がる、建築現場の明るい未来について想像を巡らせてみたいと思います。

「人手不足」「職人の高齢化」「若手の離職」——これらの課題は、建築業界が直面する大きな壁です。しかし、DX化は、これらの課題を乗り越え、むしろ「チャンス」に変える可能性を秘めています。

もし、日々の煩雑な事務作業から解放され、監督が現場で「人」と向き合う時間が増えたらどうなるでしょうか? 職人さんとの密なコミュニケーション、若手への丁寧な指導、品質向上に向けた細やかな目配り。これらは、紙とペンに追われていた時にはなかなかできなかった、現場の本質的な仕事です。

システムが、写真整理や報告書作成、情報共有の役割を担うことで、監督は本来の強みである「現場での判断力」や「人間力」を存分に発揮できるようになります。これにより、工事の品質は向上し、手戻りが減り、結果としてコスト削減にも繋がるでしょう。

また、システム化された現場は、若手にとってより魅力的な職場となります。デジタルツールを当たり前に使いこなす環境は、ITリテラシーの高い若手にとって馴染みやすく、自身のスキルを活かせる場だと感じられるはずです。効率化によって残業時間が削減されれば、ワークライフバランスも改善され、定着率向上にも寄与するでしょう。

そして、未来の建築現場では、職人さんも、協力業者さんも、皆がデジタルツールを当たり前のように使いこなしているかもしれません。リアルタイムで図面を共有し、進捗状況を確認し、必要な情報を瞬時に受け取る。そうすれば、現場全体の生産性は飛躍的に向上し、より安全で効率的な施工が実現するはずです。

DX化は、単なるツールの導入に留まりません。それは、「現場の働き方そのもの」をアップデートし、建築業界に新しい価値と魅力を生み出す挑戦です。

確かに、道のりは決して平坦ではないかもしれません。しかし、一歩ずつ着実にデジタル化を進めることで、私たちは必ず、人手不足を乗り越え、活気に満ちた持続可能な建築現場を築き上げることができると信じています。

施工管理システム「かん助」では、今後もこれらの課題への取り組みを継続してまいります。

この連載が、皆さんの会社のDX推進の一助となれば幸いです。

 

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